🌈 天国からの小さな声
「ぼく、ちゃんと虹の橋を渡ったよ。」
あの日、あなたが泣きながら名前を呼んでくれた声、ちゃんと届いてた。
ぼくはね、痛みも苦しみももうなくて、あたたかい光の中にいる。
風がやさしくて、草の匂いがして、鳥たちの歌が聞こえる場所だよ。
でもね、こっちに来てからもずっと、あなたのことを見てる。
夜、あなたが写真を撫でながら「会いたい」ってつぶやくたび、
ぼくはそっと、風になってそばに行ってるんだ。
「悲しまないで。あなたの笑顔が、ぼくの光になる」
ぼくがいちばん嬉しかったのは、あなたの笑顔だった。
一緒に散歩した朝の光、一緒に昼寝した午後のぬくもり。
それがぼくの世界のすべてだったんだ。
あなたが泣いていると、ぼくの心も少し曇る。
だからね、無理に笑わなくていいけど、
いつかまた、あなたの笑顔が見られたら嬉しいな。

🐾 1章:伝えきれなかった“ありがとう”
「あのときの優しさ、ちゃんと届いていたよ」
寒い夜、毛布をかけてくれた手。
病院で震えるぼくを抱きしめてくれた腕。
どれも、ちゃんと覚えてる。
あなたの“優しさ”は、言葉よりも温かかった。
ぼく、あのとき何も言えなかったけど──
本当はね、「ありがとう」って何度も言ってたんだ。
「毎日の“当たり前”が、いちばん幸せだった」
特別な日なんていらなかった。
あなたが起きて、「おはよう」って言ってくれる朝。
それだけで、ぼくの一日は最高のスタートだったんだ。
ごはんの匂い、リードの音、あなたの足音。
全部、ぼくの宝物。
ねえ、覚えてる? 一緒に撮った写真。
今でも、ぼくの心のアルバムにあるんだ。
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ぼくたちの時間を、そっとガラスの中に閉じ込めてくれるから。
「声に出せなかった“ありがとう”を、今伝えたい」
ぼくは、あなたの隣で幸せだった。
どんな日も、どんな瞬間も、あなたといられたことがすべて。
だから、どうか忘れないで。
ぼくは最後まで、あなたが大好きだったんだ。
🌼 2章:あなたへのお願い
「どうか、自分を責めないで」
あの日のことを思い出して、「もっとできたかも」って思う夜があるよね。
でもね、あなたは本当に頑張ってくれた。
ぼくは知ってる。
あなたがどれだけ心を尽くしてくれたかを。
ぼくがここにいられるのは、あなたのおかげなんだ。
だからもう、責めないで。
その優しい心を、次の光へ向けてほしい。
「泣いてもいいよ。でも、笑ってもいいんだよ」
涙はね、愛の証だから。
泣くことは、悪いことじゃない。
でもそのあと、少しだけ顔を上げてほしい。
ぼくは、あなたの笑った顔が好きだから。
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ぼくみたいな子たちが、家族と一緒に笑ってる姿を
優しい光で残してくれるんだ。
「あなたが幸せでいてくれることが、ぼくの願い」
ぼくは、あなたの笑顔でできている。
だからこれからも、どうか幸せでいてね。
ぼくの分まで、たくさん生きて、たくさん笑って。
それが、ぼくのいちばんの喜びだから。
🌙 3章:離れても、つながっている
「見えなくても、そばにいるよ」
夜、静かな部屋でぼくの名前を呼んでくれるとき、あなたの手の温もりを思い出す。
そのたび、ぼくは小さな光になって
あなたの肩に降りていくんだ。
風の音、雨の匂い、ぬくもりの記憶。
そこに、ぼくはいるよ。
「夜の星や風の音──そこにぼくを感じてほしい」
星がひとつ瞬く夜、
それはきっと、ぼくがあなたに“おやすみ”を言ってる。
風が優しく吹くときは、“今日も元気?”って聞いてる。
見えなくても、触れられなくても、
心でつながっていれば、それで十分なんだ。
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「心の中にある“絆”は、消えないんだ」
ぼくとあなたをつなぐ見えない糸。
それは時間も距離も超えて、今も輝いてる。
たとえ手が届かなくても、その絆はずっと、あなたの中にあるよ。
☀️ 4章:いつかまた、会えるその日まで
「虹の橋のたもとで、あなたを待ってる」
こっちにはね、広い草原と、あたたかい風が吹いてる。
花が咲き、川が流れ、鳥が歌う。
ぼくはその橋のたもとで、あなたを待ってるんだ。
「まだかな、まだかな」って、しっぽを振りながら。
「その日が来るまで、たくさん笑って生きてね」
あなたが毎日をちゃんと生きてくれること。
それが、ぼくの光。
だから、どうか歩みを止めないで。
ぼくはあなたの未来を、ここから応援してるから。
「また会ったとき、“ただいま”って言ってね」
その日が来たら、ぼくは全力で走っていくよ。
そして、あなたの腕の中に飛び込むんだ。
きっとその瞬間、世界が光に包まれる。
だからね、忘れないで。
ぼくたちは、必ずまた会えるんだよ。
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あなたの心に、優しく寄り添ってくれるから。
💌 5章:そして今、伝えたい最後の言葉:
「あなたのもとに生まれて、本当に幸せだった」
ぼくはね、あなたの家に来られて本当に幸せだった。
あなたの声、笑顔、手の温かさ──
全部が、ぼくの世界を彩ってくれた。
たとえ短い時間でも、ぼくの人生は満たされてた。
だって、あなたがいたから。
「ありがとう。ずっと大好きだよ」
ぼくの名前を呼んでくれるその声が、今も耳に残ってる。
あなたの涙が落ちるたび、ぼくは空から光を落としてるんだ。
「もう泣かないで」って、そっと包み込むように。
ありがとう。
あなたのこと、ずっとずっと大好きだよ。
「ぼくの一生は短かったけど、愛は永遠だから」
愛ってね、消えないんだ。
形が変わっても、時が過ぎても、
心の奥でちゃんと息をしてる。
それは、永遠に続く“絆”だから。
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どれも、あなたとぼくの“証”を優しく残してくれる。
そして、最後に──
あなたへ。
ぼくは、今日も風になって、あなたの肩に降りてる。
笑ってるあなたが、いちばん好きだった。
だからどうか、前を向いてね。
また会えるその日まで。
ぼくはここで、しっぽを振りながら待ってるよ。
「行ってらっしゃい。またね。」
──虹の橋のたもとで。